飛行機内の騒音は心地よい


飛行機に乗ってないと、あの機内の騒音が懐かしくなる。
機内で音楽などを聴くとき、あの騒音を消すためにノイズキャンセラー付きヘッドオンが最近、流行っている。確かにアクティブノイズキャンセラーは機内の騒音を落として音楽を楽しめるし、寝るときも付けてると静かになって寝やすいかもしれない。しかし...

本当にあの騒音は迷惑なのかな?
本当に煩かったらあの騒音の中で普通は眠れないと思うけど、なぜかそれほど気にしないで寝てしまう。いつも不思議に思ってた。


今回、機内騒音をFFTと言う信号処理で周波数解析をしてみた。詳しい説明はしませんが、簡単に言うと、どんな音の分布、つまり音の高域成分が多いのか低域成分が多いとかを調べてみた。いろいろな機体の騒音があるので一定ではないが、大体は200Hzまでフラットでそれより高音域は単調減衰している。

騒音(雑音)には特徴的な周波数特性があるとホワイトノイズ、ピンクノイズなど名前が付いています。以前、話題になった「自然の川のせせらぎ音」や「モーツアルトの音楽」など世間で心地よく聞こえる音は「1/fゆらぎ」と言われていて、丁度、ピンクノイズと同じ周波数特性を持っています。ピンクノイズは「ザー」いう感じの音です。

機内騒音はこのピンクノイズより急峻に高域が落ちていて、どちらかと言うとブラウンノイズと言われるノイズに近い特性をしていた。

(ウィキペディアのカラードノイズHPより)  

ウィキペディアのカラードノイズのWEBページに音源があるのでこのブラウンノイズの音を聞いてみるとまさに機内騒音と同じ(笑)

ネットでこれらのノイズを調べてみるとブラウンノイズなどのカラードノイズは安眠効果があるとか書かれています。つまり、あの機内騒音は程よい安眠効果作用があるということですね~~~~

これで納得、なぜあんなにうるさくても眠れるかと言うことがわかった気がします(笑)

とは言っても、あの機内騒音が懐かしい。流石に飛行機のノイズってのは安眠機では無いようですが、ホワイトノイズ以外にブラウンノイズやなどのカラードノイズを発生する機器は販売されているみたいです。リクライニングソファーでカラードノイズを聞きながら転寝すると、空の上にいる気分になれるかもしれませんね(笑)


いろいろ調べてみると面白いサイトがありました~~~。このサイトでボーイングとエアバスの騒音が聞けます。右側の真ん中辺りに

First Class • Business • Economy
 •Fresh Air • Occupied • A320 • A330
 • B737 • B747 • Takeoff • Overnight
 • Rumble Only • On Ground Airco Test

聞いてみると思い出がよみがえる機内騒音がいろいろ。もうボーイング747は聞けないから余計に懐かしいかも。因みに、「Occupied」ってトイレのことかな、私はこの単語見るとすぐイメージしてしまいます(笑)???

Class別キャビンで騒音の違いが面白いですね、確かにこんな感じだったかも~~~

話は変わりますが、文中で使った「眠る」「寝る」が正しく使われてるかどうか自信ゼロなので間違っていても悪しからず(笑)

飛行機の機内雑音を楽しむにはやはり、ゆっくり乗れる航空会社がいいですね、LCCではちょっと味わえないかも~~~