この時期になると黒部立山アルペンルート開通の便りが届きます。
扇沢から富山まで抜けるコースで、トロリーバス、遊覧船、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバス、バス、ケーブルカー、単線電車。日本一標高の高い場所にあるホテルや温泉も楽しめます。
私は数回行ってますが、11月に入ってからのシーズン終わりの時期が一番好きです。あまり観光客も多くなく、ホテル周辺の室堂では運がよければ雪景色に出会えます。富山に下る途中では紅葉にも出会え、一度に「冬」「秋」同時に楽しめます。
地下をトロリーバスで終点から地上にでれば雄大な黒部第4ダム。運が良ければ放水に出会えるかも。
ダムを渡ってトンネルへ入ります。途中、左に抜ける道の方向へ行くと黒部湖を一周する遊覧船に乗れますが、冬場はちょっと寒いかな。
真っ直ぐ進んで地下の中を登るケーブルカーに乗車です。ケーブルカー終点の黒部平からはロープーウェイで大観峰へ行きますが、眺めは抜群です。
室堂まではまた地下のトロリーバスです。下車するバス停に立山ホテルが直結しているのでホテルに滞在するとき便利ですが、温泉宿に行くには10分ほど歩くため天候が悪いと少し大変です。
ホテル内にある「ティーラウンジりんどう」はノスタルジーを感じる喫茶室で、水出しコーヒーを飲みながらゆっくりしたい場所です。また、5階ロビーはゆっくり星空を眺められる静かな空間です。
いよいよ、帰りは高原バスで美女平まで一気に下りますが、途中、紅葉が素晴らしい。
次は地上を走るケーブルカーで立山駅へ。ここからは単線の電鉄富山駅まで移動でアルペンコース終了です。この電車の路線は途中無人駅がかなり多く、タイムスリップ感が味わえます。鉄道に興味のない方でも結構楽しめる路線だと思います。