ホテル立山に泊まる初冬の室堂散歩は別世界

黒部立山アルペンルートのメインは「黒部ダム」見学と「室堂」散策。特に雄大な自然を感じられる「室堂」散歩は素晴らしい。

黒部立山アルペンルートを扇沢から富山に抜けるルートを計画すると、11月になると急に雪で室堂からバスが通行止めになっていることがあります。室堂泊まりのときは取りあえず室堂まで行きましょう。翌日には開通するので余り心配しなくていいと思います。




室堂地区は小さな盆地のように「みくりが池」を中心に広がっています。黒部立山は四季でいろいろな顔を見せくれますが、私は室堂の初冬が好きです。室堂に雪が降る時期でもまだ、麓は紅葉真っ盛り~~。

雪が深くなければ池の周りをぐるっと1周できますが、意外と積雪が多いので雪が多そうなときは危ないからやめたほうが無難です。




バスターミナルがある室堂駅から、みくりが池に沿って歩くと「みくりが池温泉」があります。ここは標高が日本一高い温泉で、泊まらなくても温泉に入ることが出来るので時間があれば試してみるのもいいかもしれません。








室堂に宿泊施設が数軒ありますが、私は室堂に来れば必ず「ホテル立山」に泊まっています。このホテルは日本で標高が2番目に高いところにあるホテルでバスターミナルと直結しているので雨が降っていても心配ありません。




ここに泊まって3Fのティーラウンジ「りんどう」に入るときは必ず「水出しコーヒー」を頼みます。こんな山の上で都市型ホテルライクな雰囲気を楽しめるのが不思議です。

5Fのロビーラウンジも人が少なくてノンビリ出来る穴場です。バーもあるのでアルコールでリラックスも。残念ながら温泉ではありませんが、大浴場もあるので疲れたときはゆっくりできます。





室堂は不思議な空間で、着いた日は秋晴れなのに翌朝、起きたら一面雪化粧ってことが2度ほどありました。天気が悪いときなどは出発まで隣にある『立山自然保護センター』で時間潰しができます。

室堂がこんなに雪化粧をしていても、バスで館山駅に下山するあたり一面はまだ紅葉真っ盛りです。冬のシーズンは営業がないので冬と秋を一度に味わえる10月末が人も少なくて、一番、いい時期だと私は思います。