旅行時に何時も悩むエスカレータの立ち位置、右 or 左

都内から久々に神戸方面に旅行して戸惑うのはやはり、エスカレータの乗り方です。今回は神戸経由で関西方面に移動なので余計に混乱しました。




飛行機で移動すると最初に乗るエスカレータは三宮駅。乗る瞬間、並びに気づいて「関西」を実感しました。京都も関西圏なので、多分、大阪と同じ「右立ち」かなと単純に考えていました。

新幹線の京都駅では確かに「右立ち」で想定通り。次に地下鉄に乗るときにエスカレータを使ってみると、「左立ち」、京都はどっちなんだ~~

その後、何回かエスカレータに乗ってみると「左」「右」両方ありでした。どうも、最初のほうの人達に合わせて「左右」を違和感なく使い分けているようです。流石、観光都市の京都ですね。





昔ははっきりとは並んでいなかったようですが、調べてみると「1967年の大阪の阪急梅田駅にできた1F-3F間のエスカレーターで阪急電鉄が「左側をお空けください」と放送し始めて1970年の大阪万博でも定着したらしい。

一方、東京では大阪と違って、地下駅が発達して改札まで行くのに長いエスカレータできてきて1980年代終わりごろから自発的に並びだしたようです。なぜ右を空けるようになったかは、自発的なので、たぶん、車の路線に合わせたからではないでしょうか?? 車は右側が高速走行ですからね(笑)

全国的にみると新幹線網の拡大の影響で、元々、並ぶと言う週間がなかった地方のエスカレータは東京方式に影響を受けたようです。



世界的にはどうなんでしょう。海外だと仕事や旅行ではあまり、エスカレータなどは使わないので気にしていませんでしたが...

右立ち
米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ハンガリー、中国、台湾、韓国、香港、チェコ

左立ち
シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド

ノールール
ノルウェー、イスラエル

同じ国でも違うことを言う人がいるのでこれらは絶対ではないようです。


東京の地下鉄は地上に出るまでのエスカレータはかなり長いものが沢山あります。困ったことに隣に階段のないエスカレータところも意外と多い。そういう場合、片側が空いていないとかなり時間がかかってしまいます。

エスカレータ製造会社は片側に並ぶようには設計されていないとか言っていますが、今の地下鉄事情を考えると、片側通行が可能なように設計或いは調整するのが本筋のような気がします。機械の都合で人間の行動を抑えるのはおかしいですよね~~