飛行機で米国入国する時は、以前は必ず白色のI-94(ビザあり)か、緑色のI-94w(ビザ無し)を記入していた。
それ以外、諸外国と特に変わったことはしていなかったけど、9.11のテロ事件ですっかり制度が変わってしまった。
TSAロック
その一つが2003年から導入されたTSAロック、正確にはスーツケースには施錠禁止、施錠したいなら共通鍵があるTSAロックとよばれる指定された鍵を使うことが義務つけられてしまった。
アメリカ合衆国国土安全保障省(TSA)から承認されているのは 「赤い菱形」ぽいマークが付いている鍵のTravel Sentry 社、「赤いトーチ」のSafe Skies 社の2社のみ。
空港で許可を受けた職員だけが不審なスーツケースなどは勝手に開けてもいいというシステムですが、2015年に新聞に掲載された写真からTravel Sentry製の鍵が3Dプリンタで合鍵が出力されてしまった。
アメリカ合衆国国土安全保障省(TSA)は「TSAロック」はホテルなどでも従来の同じ安全を保障してるわけではなので特に問題視していないようです。
合鍵問題とは直接関係ないですが、鍵の製造にあたり、Travel Sentryは外部の企業に委託、Safe Skiesは自社内で行っているのは皮肉ですね。
最近のスーツケースはが多くはTSAロック対応だと思いますが、私もそうですが、まだ使ってる古いタイプなどは解錠状態でアメリカ便では預けなくてはなりません。空港職員を信用すれば、別に解錠状態でも心配ないんですが、一番問題はスーツケースの扱い次第では開いてしまうことがあります。
私は以前から、ターンテーブルで直にスーツケースが見つかるうように「スーツケースベルト」をつけて10回以上、米国の空港を使っていますが、ベルトが緩んでいたことはありますが特に問題とかは起きていません。
ベルトの買い替える時はベルトにTSAロック付き。セキュリティー的にはほとんど効果ないかもしれませんが...
TSAロックの共通キーが世間に出回っている以上、米国便以外ではTSAロック以外の鍵がスーツケースに付いていたほうが少しは安全だと思ってます。
空港でたら、何処の国でもスーツケースはロックしたいです。TSAはある意味、空港以外では簡単に外されてしまう可能性があります。
本当にほしいのは、TSAロックともう一つ、普通のキーが付いているスーツケースができると良いのですが! そんなスーツケースってすでにあるのかな???
TSAロックシステム
TSAロックは米国では必須ですが、それ以外の国では対応する必要はないですが、実際にはTSAロックシステムとしてアメリカ以外でも、カナダ、日本、イスラエル、オーストリアなど世界各国で導入されています。
米国以外は普通の鍵をかけても問題はありません。ただし、TSAロック装備の預け手荷物であれば検査官が施錠を壊すことなく解錠、再施錠し検査を実施が可能になるだけです。
米国以外は普通の鍵をかけても問題はありません。ただし、TSAロック装備の預け手荷物であれば検査官が施錠を壊すことなく解錠、再施錠し検査を実施が可能になるだけです。
[AMERICAS]
USA/Canada/Panama/Brazil/Dominican Republic
[EUROPE]
Germany/Denmark/Netherlands/Finland/Belgium/Norway/Czech Republic/Lithuania/Sweden/Latvia/Austria/Estonia/Switzerland/Hungary/Malta
[MEA]
Turkey/UAE/Israel/Togo/Ivory Coast
[ASIA PACIFIC]
China/Japan/South Korea/Australia/New Zealand
TSAロックなら調べられてもスーツケースは無事と言う事がメリットになるようですが、怪しいものを持ち込まない一般の人はそういう目には会ってないと思います。
でも、これってアメリカ企業の独占ビジネスになるってことかな、流石、アメリカは何でもビジネスに結びつけるな!!
TSAロックなら調べられてもスーツケースは無事と言う事がメリットになるようですが、怪しいものを持ち込まない一般の人はそういう目には会ってないと思います。
でも、これってアメリカ企業の独占ビジネスになるってことかな、流石、アメリカは何でもビジネスに結びつけるな!!
ESTAの申請
もう一つの変わったことは2009年から始まった、入国時に申請する「I-94」書類に変わり、事前にネットでESTA申請をしなければならなくなったことです。
申請自体は簡単だとは思いますが、意外と問題だと思うことは
①申請はオンラインのみ
②申請費用「$14」はクレジット支払いのみ
これって普通の仕事してる現役はほとんど問題ないと思うけど、環境が伴わない人も結構いそう。
I-94wのときは無料だったのに今回は有料でしかも、有効期間は2年、米国のシステム変更はいつもお金がかかる変更、やれやれ。
条件①②ができない人はどうするのかと言うと、代行者にお願いして申請することになります。クレジットカードは親族に頼んでもOKだけどネット環境がなかったり、申請方法が理解できない人は旅行代理店などに頼むしかない。
JTB $14+6480円(手数料)
HIS $14+6000円(手数料)
意外と手数料を取られます。カナダでは「eTA」$7(カナダドル)、オーストラリアでは「ETAS」$20(オーストラリアドル)の費用がかかります。
しかし、不思議な事にオーストラリアのHP経由だと$20ですが、民間の代行業者だともっと安いところがあります。オーストラリアは申請費用は基本は無料で、オーストラリアのHP経由ではシステムを担当している会社に支払うために費用が$20も。しかし民間では自由に設定できるためのようです。
もちろん、JTBやHISなどに頼むと米国「ESTA」と申請自体は無料なのに結構な代行手数料を取られます。
I-94、I-94Wの申請
ESTAが始まってI-94がなくなったかというとそうではありません。ESTAがあくまで飛行機で米国に入国する場合の書類で、船や車で入国する場合は従来どおり、普通はI-94wを申請しないと入国できません。
私は使ったことはありませんが、『GET MOST RECENT I-94』の書類も現在ではオンラインで作成する事ができるようです。
私は使ったことはありませんが、『GET MOST RECENT I-94』の書類も現在ではオンラインで作成する事ができるようです。