私が考える「クラフトビール」「地ビール」の違い!





クラフトビールの定義はハッキリしないけど、何でも基準を作るのが好きな米国では以下のページ『BREWERS ASSOCIATION』では3つの基準で定義されている。

CRAFT BREWER DEFINED
An American craft brewer is a small and independent brewer.
Independent Craft Brewer Seal

Small
Annual production of 6 million barrels of beer or less (approximately 3 percent of U.S. annual sales). Beer production is attributed to a brewer according to rules of alternating proprietorships.

Independent
Less than 25 percent of the craft brewery is owned or controlled (or equivalent economic interest) by a beverage alcohol industry member that is not itself a craft brewer.

Brewer
Has a TTB Brewer’s Notice and makes beer.

最近少し修正されたようで、TTBThe Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau)とよばれる政府機関の認証が必要になったようです。

昔は伝統的なビールを造ると書かれていました。



日本では1995年にビールの製造免許が年間2000kl(キロリットル)以上から60klまで引き下げられました。この時にブームになったのが小規模な手づくりビール「地ビール」。

あっという間に廃れましたが、個性的なビールなどは「クラフトビール」として新たなブームとなっています。最近の流行り言葉は「ブルワリー


こうやって見ると日本では1995年以降にできたビールが「クラフトビール」と見られているようです。つまり全国ブランドメーカー以外のビールを基本は「クラフトビール」と認識しているようです。


私が考えるクラフトビールの基準は

1)タップルームを併用している
2)ビール発酵タンクが見える(側にある)
3)サーバーで提供される

これらがそろっていれば完璧ですが、揃ってなくても地ビール的な「ご当地ビール」は基本、クラフトビールと思ってます。また、全国的に有名なビールでも上面発酵はクラフトビールと思ってます。

と言うのは、下面発酵の特徴としては

低温発酵→雑菌が繁殖しにくい→管理しやすい

つまり、ピルスナーなどの下面発酵のラガービールは大量生産しやすいビール、反対に上面発酵のエールビールは大量生産に不向きなのでご当地ビールになりやすいからです。


量産ビールでも工場見学などに参加して、最後に試飲できるビールはある意味、クラフトビールと言ってもいいかもしれません。その場所で生産されて出来てをサーバーで注いでくれて、低額や無料で試飲できるなんて最高です(笑)