国宝「松本城」と国宝になる前に行きたい「旧開智学校」




世界遺産の登録を目指してる国宝松本城は松本駅から歩いても15分足らずで行けます。バスを待ったりするのも面倒なので今回は歩きで~~

駅前のメイン通りを真っ直ぐ進み、本町通りを左折して道なりに真っ直ぐ進むと松本城が見えてきます。入城券は「松本市立博物館と国宝松本城天守共通観覧券」で610円。

粋な事に地元の松本市民は身分証明書の提示により本丸庭園まで無料で入場なんて!!




天守が残っているお城は現在12個で、そのうち五重天守のお城は松本城と姫路城だけ。姫路城より古いので松本城は現存する日本最古の五重天守。

天守に上る階段はかなり急で、最後の階段はほぼ垂直に上がってる感覚。昇るより降りるときの方が怖い。階段は直に渋滞するくらい狭く、脚力に自信がない方はやめたほうがいいかも(笑)

世界遺産とかになって人がもっと来るようになったらどうなるんだろ??

折角の共通券なのでお城を出て左前にある博物館を見学し、堀に囲まれて「松本城 二の丸御殿跡」を通って、今年から重要文化財から国宝に格上げされる「旧開智学校」へ向かいます。歩いて数分の距離にあります。



この建物は1876年に長野県松本市中央に建てられ、1964年、現在の場所に移築されたようです。学校建築として初めて校舎が国宝になるようですが、指定前なのでまだ松本城に比べると混雑はしていませんでした。

「旧開智学校」は擬洋風建築の校舎なので騙し絵アートのように建物としての見所が一杯です。




例えば、石を積み上げて出来ているような壁は実は日本古来の伝統的な「漆喰」で作られていました。館内のドア毎に色々な模様が施されていて見るだけでも楽しい。




昔の学校を堪能して帰ろうと出口を出ると真ん前に洋風建築。観光客もいないので何かと思って覗いてみると、この建物は「松本市旧司祭館」。



フランス人の神父・クレマンにより1889年にカトリック松本教会の宣教師用住居として松本城内三の丸の地蔵清水に建設された建物を1991年に現在の旧開智学校の隣地に移築復元したようです。

無料なので気楽に明治時代の生活が味わえます。基本は部屋と簡単な家具が置いてあるだけですが~~~

「打ち合わせ禁止」の表示には笑ってしまいます。机と椅子があって誰もいないので誰かが会議でもここでしたのでしょうね!!