タイムスリップを味わえる北鎌倉の外れにある長窪の切通し

鎌倉には歴史を感じる七つの切通し(鎌倉七口)がありますが、それ以外に北鎌倉駅や大船駅から歩いて行ける「長窪の切通し」は住宅地の横に隠れるように存在して、タイムスリップ気分が味わえる不思議な切通しです。


場所は北鎌倉駅と大船駅の間に位置します。神奈川県道21号横浜鎌倉線の「大船高校入口」交差点を大船高校方面に向かって坂道を上ります。

数分歩くと左手に赤い屋根の家が見えてきます。この家の横を左に曲がって進むと金網が見えてきます。

この金網の左手が目的地の「切通し」です。ここまで歩いて、北鎌倉駅から20分、大船駅からだと25分程度でたどり着けます。

左手は行き止まりのような気がして、最初、私は間違えて金網のところを右手に曲がってしまいました。
少し進んで左に降りる階段があるので進むと公園にたどり着きそのまま左端を下っていくと切通し思える壁が見えました。
しかし目的の「長窪の切通し」はこの壁の向こう側にあるようです。ここから下って目的の切通しに向かうことにしました。しかし出入口は民家の横にあって初めてだとなかなか勇気をもって入れない様な場所にありました。

民家の出入口を最初から見つけることはかなり大変なので、今度は一般的な順路で進んでみようと思います。先ずは先程間違えて民家のところで左手に曲がります。
この先に切通しがあるなんて想像できませんよね~~。少し進むと本当の崖に挟まれた狭い道の切通しに出会えます。

冬場の落ち葉で埋め尽くされた道は時が止まったような感覚を味わうことができます。住宅地の直ぐそばにこんな素敵な空間があるなんて想像できませんね。流石、鎌倉です。

鎌倉には有名な切通しが沢山ありますが、私はこの「切通し」が一番のお気に入りかもしれません。

観光客も来ない住宅地にひっそりと存在する異空間はタイムスリップ気分を味わうには最高の場所です。時間があれば歩いて数分の場所に、もう一つ「高野の切通し」も散策できますが今回はこのまま帰りました。