ホワイトベルグをベルギーホワイトビールとして美味しく飲む方法


ベルギー出張で最初に飲んだビールがチェリービールの「Kriek」、最初に名前を覚えたのがホワイトビールの「Hoegaarden (White)」。ムール貝にあたった時はこのビールで栄養補給させてもらいました。

日本でもたまに懐かしくて飲んでいましたが、輸入ビールなのでコスパが悪い。

そこで日本のホワイトビール系を色々と試しました。白濁(日本ビール)、白-Shiro(コエドブルワリー)、ヴァイツェン(銀河高原ビール)、水曜日のネコ(よなよなエール)、ヱビス 華みやび(サッポロビール)などなど

一番、ベルギービールのイメージに合ったのは「白濁」でした。最近はヒューガルデンの値段も安くなってきたのか、国内のホワイトビール系と格差がなくなってきました。

もともとホワイトビールは「小麦麦芽」「オレンジピール」「コリアンダシード」などを原料にしている関係でビールを味わって飲むというより、私の感覚では水分補給も含めて気楽に飲みたいビール。




なので、もっと安くベルギーホワイト的なビールはないのかなと思ってました。税法上の問題で「ビール」や「発泡酒」ではあまり安くはならないけど「第三のビール」系ならと思って探していたらありました「ホワイトベルグ(WHITE BERG)」

あまりお店で売ってなかったので、飲んだのを忘れてました(笑)

最近、久々に飲んだら意外とベルギーのホワイトビールに似ている。この値段でこの味なら許せるレベル。



ホワイトベルグとヒューガルデン・ホワイトを比べてみましょう

Hoegaarden・White
アルコール度数:4.9% , 上面発酵、無濾過
原材料名:コリアンダーシード・オレンジビール・糖類・ホップ・小麦・麦芽・

WHITE BERG
アルコール度数:5.0% , 上面発酵、濾過
原材料名:コリアンダーシード・オレンジビール・糖類・ホップ・大麦・麦芽・スピリッツ(大麦)


ホワイトベルグは特徴を出すためにベルギー産麦芽(多分、一部に)をPR。また、

サッポロビール(株)が2014年に発売し好評いただいている新ジャンル「サッポロ ホワイトベルグ」が、International Taste Institute(以下、ITI)(国際味覚審査機構、本部:ベルギー・ブリュッセル)の実施する世界的な食品コンクールにおいて、“極めて優秀”と認められた製品に贈られる、最高ランク「優秀味覚賞 三ツ星」を受賞しました。2014年以来6年連続の受賞

上手な宣伝文句、品質がいいと保証しているだけでベルギービールの味だとは言ってないけどベルギーで審査されてると誤解されそう(笑)




さて本題です。ホワイトベルグをベルギーホワイトらしく美味しく飲む方法です。方法は

かき氷シロップは実は全部同じ味

という原理の応用です。カキ氷は味が同じなのにレモンはレモン味、メロンはメロン味に何故か感じますが、目を瞑って味わうと差がわからない。

つまり味覚は舌の感覚だけでなく、見た目や香りから「脳」が判断しています。ならば脳をカキ氷のように少し誤魔化せばホワイトベルグもベルギービールらしい味になる可能性を秘めている(笑)

答えは「グラス」です。ビールは元々、グラスで飲んだほうが美味しいと思いますし、ベルギービールとくれば「グラス」、つまり、ビール毎に専用グラスがあります。






私は15年以上前に半ダース購入でクラスが付いてくるキャンペーンで入手しました。当時はグラス単品購入でも、ベルギービールの専用グラスは500円でしたが、現在は結構な、お値段になってます。

専用グラスを入手する場合は最初、現在は専用グラス付きヒューガルデンを購入したほうがコスパが良いようです。ヒューガルデンを飲みきったあとで、ホワイトベルグに変えてベルギー風ホワイトビールを味わうしかないようです。

こうすれば「グラス」は、ほぼ無料、但し初期投資が少しかかりますが(笑)


専用グラスでホワイトベルグを飲むと、先ず、注いだときの泡立ちと色が結構似てます。また、グラスを口に持って行く時の感覚が当たり前ですがヒューガルデンそのもの!

もう脳は完全に 「ホワイトベルグ」⇒「ヒューガルデン」 と騙されています。

後は何も考えないでベルギーのホワイトビールだと思って堪能しましょう。