「缶ビール」と「瓶ビール」、どっちが美味しい? やっぱり飲むときの器の問題でしょう~~

昔から飲むときに「缶ビール」と「瓶ビール」では味が違うと言われていますが、中身は同じとメーカーでは言っています。でも、飲み方によって確かに「味」が違う気がしています。




日本などではほとんど無いですが、米国などではビール自体、小瓶が主流でそのままグラスなしで飲むことも多々あります。この場合、瓶で直接飲む場合と缶で飲む場合は明らかに味が違います。缶だと金属っぽい味を感じます。

しかし、缶ビールと瓶ビールをコップに注いでから飲んでみると差は感じませんでした。勿論、コップで飲む場合と直接、瓶ビールを飲む場合では味が違いますが...

現在、冠から金属が溶け出すことは無いのに、なぜ「味わい」に差が出るのでしょうか。原因は、たぶん

1)缶で直接飲むと、口に金属が当たり、見た目と触感で金属っぽいイメージが脳の発生してしまう
2)缶の飲み口の形状の問題で泡の出方が違ってしまう
3)金属とガラスでは熱伝導率が違うため、冠のほうが早く温まってしまう

私はビールを美味しく味わうために基本、冠から直接飲むことはほとんどなく、例え第三のビール系でも律儀にグラスに注いで楽しんでいます。(笑)





では、なぜビールをグラスに注いで飲むと美味しくなるのでしょうか??
以下、グラスが綺麗な洗ってある前提で、私の経験から導いた美味しく飲むための条件とは、

1)ビールは泡が命、グラスに注いで極めの細かい綺麗な泡ができるように注ぐこと。

ギネスの缶ビールは凄い、誰が注いでもきめ細かい薄い泡の層が上面にできる構造になってます。一般のビールでは最初に勢い良く豪快に注いで泡の層を作り、泡が落ち着いてから、ゆっくりと泡の淵からビールを注ぎ込む。ビールに溶け込んでいる炭酸ガスを必要以上に放出させないことが重要です。

2)大きい目のグラスの場合、一杯になるまでの量は注がない

飲み干す前に泡が消えてしまいます。ベルギービールなど違い日本のビールは泡がなくなると美味しくなくなります。

3)グラスは熱伝導率が低い形状、例えば、ワイングラスのような脚付き、取っ手付き、グラスが厚い

日本人は冷えたビールが好きなので温まりにくい形状が一番、私はワイングラス型が好きです。理由はビールもやはりワインのように色も味わいたいので、グラスの底が透き通って見えと美味しく感じます。

こんなことを気にしないで飲みたい人は一口ビールグラスで飲むのがお勧めです。一口ビールグラスだと一気に飲むので、泡は新鮮で消える前に飲み干せるし、熱も伝わる前に飲み干せます(笑)

普通のコップの変わりにワイングラスで脚の部分を持って飲んでみてください。美味しいですよ、きっと!!